●温室効果

読み(ひらがな)

おんしつ こうか

意味

熱が外に放出されにくく、温度が上昇してしまうこと。特に地表面で起こっている状態をいう。

解説

太陽の光が降りそそぐ地球上では、大気中の水蒸気や二酸化炭素などが、 ガラスのような効果をもたらし、地表面に届く赤外線の熱が、 大気圏の外に放出されにくくなり、地表面の温度を一定に保つ効果があります。 しかし、現在、二酸化炭素の濃度は、産業革命以来、上昇を続け、280ppm程度 から、2015年では、約400ppmまで増えています。 これらの要因として、人口増加と化石燃料の使用と森林伐採などが考えられています。 人類の活動が、地球温暖化を起こしているという説には、賛否両論あるようですが、 地球の平均気温の上昇は、確実に起きていると思います。

重要語の意味

温室=「おんしつ」と読み、内部の温度を高くするためにガラスなどでおおうこと。  効果=「こうか」と読み、あることを行った結果あらわれてくるもの。  温=あたためる。あたたか。  室=へや。  効=ききめ。しるし。  果=事の結末。はたす。  熱=「ねつ」と読み、あついこと。  放出=「ほうしゅつ」と読み、閉じ込められていたものが外へ出ること。  地表面=「ちひょうめん」と読み、地球の表面。地球の大気で覆われている部分。  大気=「たいき」と読み、地球を取り巻いている空気。窒素、酸素、アルゴン、二酸化炭素など。  水蒸気=「すいじょうき」と読み、気体になって空気中に浮いている水。  二酸化炭素=「にさんかたんそ」と読み、大気中の約0.03%の気体。炭酸ガス、CO2。  赤外線=「せきがいせん」と読み、光のスペクトルの外にある電磁波。熱作用が大きく熱線とも言われる。  大気圏=「たいきけん」と読み、地球の表面にある大気の部分。  濃度=「のうど」と読み、大気中に含まれるある成分の割合。  産業革命=「さんぎょうかくめい」と読み、18世紀中ごろにイギリスから始まった産業構造の大きな変化。  ppm=「ぴーぴーえむ」と読み、100万分率。濃度の単位で100万分のいくつかを示すのに用いられる。[parts per million]。  人口増加=「じんこうぞうか」と読み、世界の人口は、1650年には約5億人だったが現在は80億人を超えている。  化石燃料=「かせきねんりょう」と読み、太古の動物や植物が土の中で炭化したもの。石油、石炭など。  森林伐採=「しんりんばっさい」と読み、木が多く生えている所から木を切り出すこと。  地球温暖化=「ちきゅうおんだんか」と読み、温室効果ガス(Co2など)の急上昇が原因で地表面の気温が上昇し、 海面水位の上昇や気候変動などが予測されること。  賛否両論=「さんぴりょうろん」と読み、ある説に対して、その説が正しいか間違っているかの2つの意見。  気候=「きこう」と読み、ある期間における気温や晴雨などのようす。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆    難易度=むずかしい。   熟語分類=政経

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温室効果


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