●一粒万倍

読み(ひらがな)

いちりゅう まんばい

意味

わずかなものから、非常に多くの利益を得ることのたとえ。

解説

ひとつぶの種をまいて育て上げれば、種が実って増し、たいへん多くのつぶが得られる、ということから生まれたことわざのようです。 ひとつぶの種とは、稲の種のことであって、たったひとつの種から、たくさんの稲のつぶに増えることから、このように言うのではないかと思います。 また、たった1つの善い行いが、やがて、たくさんの善いこととなって返ってくる、という意味もあり、わずかなものでも、ことでも、粗末にしては いけません、といういましめの意味があるようです。

重要語の意味

一粒=「いちりゅう」と読み、@ひとつぶ。A稲の別の言い方。もみ。  万=「まん」と読み、たいへん多い。  倍=「ばい」と読み、増す。くわわる。倍になる。  わずか=数が非常に少ないようす。  利益=「りえき」と読み、ためになること。得になること。  種=「たね」と読み、植物が芽を出して大きくなるもとのもの。種子。  善い=「よい」と読み、正しい。善である。道理にあっている。  粗末=「そまつ」と読み、大切にものを使わないようす。ものを大切にしないようす。  稲=「いね」と読み、お米を実らせる植物。 

いわれ(歴史)と重要度

報恩経(ほうおんきょう)。      重要度=☆☆☆

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一粒万倍


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