●怠け者の節供働き

読み(ひらがな)

なまけものの せっくばたらき。

意味

普段の日に、まじめに働かないような人は、祝日、休日などの休みのときにだけ、 忙しそうに仕事に励むものだという批判のことば。

解説

節供とは、節句のことで、昔は、休日だったようです。普段は怠けているのに、そういう休みの日に、 忙しそうに働く人のことを批判して、笑っていった言葉のようです。元々は、「野良の節句働き」と いっていたようで、野良は、怠け者と同じような意味のようです。

重要語の意味

怠け者=すべき事をまじめにやらず、さぼってばかりいる人。  節供=5節句のこと。旧暦の1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日で、この日を休日としていた。 働き=生活をしていくお金を稼ぐために、生産や、サービスなどの仕事をすること。 

いわれ(歴史)と重要度

大阪(中京)いろはがるた   重要度=☆☆☆

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五節供

昔あった五節供は、特別な日として設けていたようで、その日は、 日常のけがれを祓うために、仕事を休み、お祝いをしていたようです。 今でも、「桃の節句」と「端午の節句」は残っています。

  1. 人日(じんじつ)=旧暦正月七日。七草がゆ。
  2. 上巳(じょうし)=旧暦三月三日。雛まつり。
  3. 端午(たんご)=旧暦五月五日。端午の節句。(子供の日)
  4. 七夕(しちせき)=旧暦七月七日。たなばたまつり。
  5. 重陽(ちょうよう)=旧暦九月九日。菊の節句。

怠け者
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