●業を煮やす
読み(ひらがな)ごうを にやす。 |
意味自分の心で描いているように、物事が進まず、腹が立って、いらいらすることのたとえ。 |
解説あることが、自分の心の中で思っているようにならないため、心の中が熱くなって煮えてくる、 ということではないかと思います。仏教では、心の中のようすを水にたとえることがあるので、 水が煮えて熱くなる、というたとえを使っているのだと思います。心の中が熱くなるということは、腹が立つということです。 業には、心とからだと口という3つの意味があり、特に心の中の思いが熱くなり、それに従って、からだと口が動いてしまう、 ということを表現しようとしたことわざだと思います。また、業には、「業腹」という意味もあるようです。 |
重要語の意味業=「ごう」と読み、@三業。身口意。からだとくちとこころ。A業腹。 煮やす=「にやす」と読み、@煮る。わかす。A怒りの心が熱くなる。 心=「こころ」と読み、@人の体の中にあり感情、意志、知識などが生まれてくると考えられているところ。A考えや思い、気持ち。 B心の中の様子は、水の流れにたとえられることがある。 物事=「ものごと」と読み、さまざまなこと。 描く=「えがく」と読み、物事のようすを心の中でイメージすること。見たり聞いたりした記憶をもとに想像すること。 進む=「すすむ」と読み、物事がはかどる。物事が順調に流れていく。 腹が立つ=「はらがたつ」と読み、しゃくにさわる。怒りが大きくなる。 腹=「はら」と読み、心の中で思っていること。 いらいら=思うようにならないため、あせって心がゆれ動く。 業腹=「ごうはら」と読み、ひどく腹が立っていること。 三業=「さんごう」と読み、3つの業。@身に関わる行いで諸々の行為。A口に関する行いでしゃべること。B意に関わる行いで心の働き。 |
いわれ(歴史)と重要度不明。 重要度=☆☆ 難易度=ふつう |
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