●雪隠で饅頭

読み(ひらがな)

せっちん で まんじゅう。

意味

人に隠れて、こっそりと、自分だけが、よい思いをすること。

解説

便所の中に隠れて、他の人に見られないように、1人で、こっそりと饅頭を食べる、ことから生まれたことわざのようです。 また、別の意味として、きたない場所で、うまい物を食べても、気持ちよく食べられないことから、1人で何かをこっそり やっても、つまらない、という意味もあるようです。昔は、同じ家に、たくさんの人が住むことが当然だったので、 便所の中は、1人だけになれる最もよい場所だったのかもしれません。

重要語の意味

雪隠=「せっちん」と読み、便所。「せついん」の発音が変化したもの。  便所=「べんじょ」と読み、大や小便をする所。トイレ。  饅頭=「まんじゅう」と読み、あんなどを小麦粉でねった皮で包み蒸した日本風のお菓子。昔はうまい物のひとつ。  うまい=食べて味がよく心地よい感じ。  隠れる=「かくれる」と読み、他の人から見られないような場所に体を置く。  こっそり=他の人には分からないように何かをするようす。  よい思い=食べたりすることにより心の中に感じられる満足感。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。    重要度=☆☆☆   

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雪隠
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