●悪言の玉は磨き難し

読み(ひらがな)

あくげんのたまは みがきがたし。

意味

悪口(わるぐち)を言ったことによって付いた心の傷は、そう簡単には、きれいに取り去ることはできない、ということ。

解説

人のことを悪く言うと、その人が持っている徳がひどく損なわれ、その徳をもとに戻すには、 とても難しい、ということのようです。美しく磨かれた宝石のような心を持っている人が、 人の悪口(わるぐち)を言うと、その人の持っている美しい心に傷が付き、再び美しい玉のように 磨きあげることは難しい、ということかと思います。

重要語の意味

悪言=「あくげん」と読み、本当のことと違うように言って人を悪者にしようとすること。  玉=「たま」と読み、@丸い形をした美しい宝石。A人の性格などを言う時の言葉。  磨く=「みがく」と読み、@こすってきれいにする。A学問や人格などを更によいものにする。  難い=「かたい」と読み、むずかし。簡単ではない。  悪口=「わるぐち」と読み、他人を悪く言うこと。  悪口=「あっく」と読み、十悪のひとつ。人をののしって乱暴なことを言うこと。  徳=「とく」と読み、人からしたわれる人柄。すぐれた人格。  損なう=「そこなう」と読み、ものをこわす。きずをつける。  心=「こころ」と読み、人の体の中にあってあらゆる活動の源として常に変化しているもの。精神。  人格=「じんかく」と読み、人の持っている心の傾向。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆    難易度=むずかしい

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悪言
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