●舐犢の愛
読み(ひらがな)しとく の あい。 |
意味親が、子供を溺愛すること、のたとえ。 |
解説親が、子供をかわいいと思い、ただ感情におぼれて冷静に考えることなく、子供をかわいがってしまうこと、のようです。 理性が、ともなわない愛なので、子供にとっては、あまり良くない愛情となり、子供を間違った方向へ育ててしまう可能性が あるという意味も含まれているようです。もとの意味は、親の牛が、子牛を舌でなめてかわいがる、ということから生まれたことわざのようです。 「老牛犢を舐るの愛(ろうぎゅうとくをねぶるのあい)」とも言うようです。 |
重要語の意味舐=「し」と読み、@なめる。ねぶる。Aなめるように強くあいする。 犢=「とく」と読み、こうし。牛のこども。 愛=「あい」と読み、自分の近くにおいて大切にしたいと思う心。 溺愛=「できあい」と読み、愛におぼれること。感情が主になって理性を伴わない愛。 感情=「かんじょう」と読み、うれしい、たのしい、かなしいなどの気持ちを感じること。五感から受けるさまざまな気持ち。 理性=「りせい」と読み、善悪を判断し道徳的に正しい方向へ進むよう心を制御する能力。 道徳=「どうとく」と読み、社会生活の安全性を保つために必要となる個人のするべき事柄。倫理。 冷静=「れいせい」と読み、感情に動かされることなく落ち着いていること。 |
いわれ(歴史)と重要度後漢書・楊彪伝(ようひょうでん)。 重要度=☆☆☆ |
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