●フィトケミカルを含む食べ物

説明

フィトケミカルは、栄養素には、分類されていないようですが、体を健康に保つ為には、 必要な成分と考えられているようです。フィトケミカルは、植物に含まれる化合物で、たくさん種類があります。 主には、「カロテン」、「ポリフェノール」、「βグルカン」、「イオウ化合物」などが、知られていますが、 その他にも、分かってきてる物質は、まだ、たくさんあるようです。

カロテン

植物などの色素成分。βカロテンやリコピンが有名。緑黄色野菜。にんじん、 トマト、すいかなど。

ポリフェノール

ほとんどの植物に含まれ、たくさんの種類があるようです。 主なものに、緑茶のカテキン、大豆のイソフラボン、 しょうがのショーガオール、そばのルチン、赤ワインなどのアントシアニン、 ココアのカカオマスなどがあります。ポリフェノールは、フラボノイドと呼ばれる ものと、ノンフラボノイドと呼ばれるものがあるようです。

βグルカン

きのこなどに、含まれる成分です。 主な食材では、しいたけ、まいたけ、エリンギ、ぶなしめじ、なめこなどがあります。

イオウ化合物

ねぎや、にんにくなどに含まれる刺激の強い香り成分です。 主な食材は、にんにく、キャベツ、大根、ブロッコリー、らっきょう、たまねぎ、 ねぎ、にら、わさびなどがあります。

フコイダン

昆布やわかめに含まれるヌルヌルした成分で、水溶性食物繊維の一種です。 こんぶ、もずく、わかめなどに含まれるようです。

フィトケミカル

フィトケミカルには、いろいろな種類がありますが、 その主な機能は、活性酸素を減らしてくれる、がん予防、 動脈硬化予防、血栓予防、免疫力向上、などが、考えられているようです。 ごま等に、含まれる「ゴマリグナン」という成分もフィトケミカルの1つです。 フィトケミカルは、非常に多くの植物に、含まれている成分ですので、 その意味でも、いろいろな種類の食べ物を、食べることの大切さが、明らかになってきます。

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